我を忘れて、ナイチンゲール。救うものが救われて、救われたものが救ってゆく。そんな新しい生の形式を日常生活につくりだせ。ケアの炎をまき散らせ。看護は集団的な生の表現だ。そう、看護は魂にふれる革命なのだ!
言葉のコミュニケーションは、希望と切実さと複雑さに満ちている。『言葉の展望台』著者が贈る、最新哲学エッセイ。いろいろなレンズを通してみることで、裸眼で見たのとは違う風景の可能性に気づき、新しい仕方で物事を理解したり語ったりしていくきっかけになるかもしれない。
ウラジーミル・プーチンの政治を歯に衣着せずに批判し、ロシアでおこなわれてきた人権侵害を怯むことなく告発した、ひとりの女性の唯一無二の物語。「勇敢でありなさい。そしてすべての物事を然るべき名前で呼ぶのです。独裁者は独裁者と」
パンク・ロックのどこに「教養」があるのか? 第一に、いわゆる「元ネタ」ありきで始まった創作物が多い。またアーティスト側が、それを使う意味および意義に、往々にして意識的であった。この「構造」を読み解くためには、どうあっても最低限度の教養がないといけない。
大自然の驚異ではなく、平凡な街の驚異に触れる旅エッセイ。ありふれた街なんて、どこにもなかった。散歩の先人たちのまなざしを行き来しながら歩くとき、見慣れた街は不思議の宇宙に変貌する。SNS時代に贈る新しい街歩きのバイブルが登場。
朝まで歌い続けた祖父の声、夢でしか会えない祖母の感触、旅の夜に聞いた息子の本音――。どんなに近くに暮らしていても、いちばん分からない。だから尋ねてみた。知れば知るほど、もっと大好きになるから、家族って不思議だ。なにげなくて愛おしい記憶のかけらを拾い集めた、20のエピソード。
落語との運命的な出会い、談春師匠からの意外な「ダメ出し」、蝶花楼桃花さんの真打昇進までの半生記、自身が高座に挑戦した演芸会など、寄席を愛してやまない著者によるエッセイ集。
Yahoo!やGoogleで働いたあと、コメディアンとなったサラ・クーパーがつづる女性たちに贈るエール。男性が気づかない、女性の「職場あるある」を豊富なイラストで風刺。アイディアを盗まれたら「私が言いたかったことを明瞭にしてくれたのね」と返しましょう!
YOASOBI、EXILE THE SECOND、AIなどでプロ・ギタリストとして活躍するAssH(アッシュ)。自身の経験談をとおして語られる、楽しく、長く、それでいて本格的にギターを弾き続けるための考え方。
スタジオジブリで撮影部を立ち上げ、数々のアニメーション作品の画作りを支えた奥井 敦の仕事の軌跡をたどる。『AKIRA』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『紅の豚』からスタジオジブリの最新作、スタジオポノック作品まで。制作プロセスを解説し、撮影による画づくりの手法に迫ります。
ヒトの能力とこころの発達の謎を紐解く。認知発達心理学者が世界の研究データから、人間の記憶、学習、言語、コミュニケーション、自己認識の「起源と進化」に迫る。赤ちゃんはボーッと生きていない!
いまから500年前、グローバリゼーションの嚆矢となった、マゼランたち。なぜ彼らは、東アジアにむかったのか、そして、遭遇してしまったフィリピンの人々は、どう彼らを迎えたのか。膨大な記録・資料の調査、現地取材をもとに、丁寧に解きほぐされる「真実」。
ジャマイカのレコーディング・エンジニアによって生みだされ、 世界のポピュラー音楽を変えた「ダブ」の輪郭を、 豊富な歴史的資料と鋭い楽曲分析から描き出し、ポストモダンの美学に接続する世界初の研究書。
インドで誕生した仏教は、いかにして世界に広まったか。その鍵は、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教など他の一神教とは異なり、仏教は現地の言語に翻訳されることを積極的に認めたことにある。「世界宗教」の変遷と広がりを、フランス屈指の東洋学者が平易に解説。
決められたことには何の疑問も持たずに従うことが正しい? ルールはどういう趣旨で存在するのか、その目的を理解した上で従うものではないか? ルールの原理を問い、武器に変える法哲学入門。
スターリン本人を手紙で批判して銃殺されず、リヒテルなどが「太陽のように崇めた」ロシアの伝説的ピアニスト。二枚の黒衣しか持たず(一枚は演奏会用)、年金をすべて貧しい人、助けを求める人に使い、自分は病身で借金まみれ。命を使う場がピアノより大きかった比類なきピアニストの光跡。
日本が最も熱かった時代に捧げる鎮魂歌。その勃興から終焉までを、剛腕プロデューサー・俊藤浩滋の足跡を軸に読み解く、傑作ノンフィクション。血沸き肉躍る「あの時代」の熱気を完全再現!
陸の深海生物と呼ばれる「地下性生物」約140種を収録。ふだん日の目を見ない彼らに情熱を注ぎ続ける昆虫学者の小松貴が、粉骨砕身して得た貴重な写真と共に、足もとの暗闇に広がる別世界へと読者を誘う。
戦場で何があったのか、戦闘に至る歴史的背景と政治的思惑、その結果もたらされたものを冷徹な筆致で描いたノンフィクションの白眉。著者は『デイリー・テレグラフ』、『イヴニング・スタンダード』の編集者などを務めたイギリスのジャーナリスト。
81歳、現役。基礎代謝量はアスリート並みの村上祥子さんの元気の秘密は、たんぱく質の朝ごはんにあり! 村上さんの朝活を紹介しながら、たんぱく質を意識した食材の朝ごはんメニューをご紹介。
各種メディアで「文具王」として活動する高畑正幸氏が厳選し、実際に愛用している、「文具王の引き出しに入っているアイテム」を紹介。実用性とデザイン性を兼ね備えた、本物志向の文房具名鑑。
何をするべきかを自分で意思決定し、能動的に行動する能力、それが「行為主体性」だ。生物はどのようにして、ただ刺激に反応して動くだけの存在から、人間のような複雑な行動ができるまでに進化したのか? 認知心理学の巨人トマセロが提唱する画期的な新理論!
「発想する」とは、「選び抜く」こと。ベストセラー『選択の科学』、NHK「コロンビア白熱教室」の世界的心理学者が10年かけて開発した、思考&課題解決メソッド、ついに日本上陸。
「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……。
簡単な1枚の絵を見て、そこに描かれた状況をどのように伝えるかをテーマに100の実践的なレッスンを提示。その絵のどこを見て、簡潔にどう表現するか。取り組むうちに、誤解されることなく相手に伝わる観察力と文章力が身につく。
「頭脳戦の二刀流」にチャレンジする大介プロが、勝負の世界で身につけてきたこと、将棋と麻雀それぞれの師、羽生善治と藤井聡太という二人の「天才」との対局、「Mリーグ2023-24」で闘って感じたこと、二刀流の未来ビジョンまで「史上初の頭脳戦の二刀流」思考をすべてを網羅。
藤原氏は天皇家と強く結びつき摂関政治によって栄華を極めた。一族の「ブランド」を最大限に生かし続け、武士の世も、激動の近現代も生き抜いた、日本史に燦然と輝く超セレブ。名門一族の華麗なる物語をひもとく。
非電化工房代表による、安価でできて幸福度が上がる、あたらしいライフスタイルの提案。思考をアップデートする、エネルギー・食・生活など9カテゴリー77のアイディア。
師匠・談志への熱き想いが胸に迫る人気落語家の自伝的エッセイ。芸道に邁進し、二つ目、真打ちへと昇進していく日々には、師匠への尽きせぬ憧憬の念と、親子関係をも凌駕する師匠から弟子への愛に溢れていた。
役所の不正に立ち向かうとき、強力な武器となるのが情報公開制度だ。これまでに千件もの情報公開請求を行い、数々のスクープを伝えてきた調査報道記者が、長年の経験をもとに、そのしくみとテクニックをわかりやすく伝授
あの名コンビが、知られざる伝説地を目指して西へ東へ。ときに手を取り合い、ときに罵り合い、一喜一憂しながら「妖怪馬鹿」が各地を廻る。雑誌「怪と幽」創刊号から続く人気企画が待望の書籍化。
「食べて養生」がいちばん! 大好評ベストセラー『心も体もととのう 漢方の暮らし365日』食事編。漢方薬局を45年経営、薬剤師の資格ももつ中医学のエキスパートが教える「医食同源」の基本と、毎日の食事のヒントが満載。薬膳は、今の体調に合わせて食材を選んで調理する料理。
「女の子に科学はムリ」「女子学生に奨学金も修士課程も無駄」……1960年代の米国科学界には著しい性差別があった。そんな時代に科学を志し、NSF初の女性長官となったコルウェル博士が、60年にわたって科学界で見聞きした記録。
夜の山を好んで歩くようになって三十年近くたち、ソロで数え切れないほどたくさん夜の山を歩き、延べ数千人の老若男女を闇の中へ案内してきた中野純さん。そんな氏が「夜の山の楽しみ方」をたっぷりと解説。
成功確率3割と言われるM&Aを成功に導くうえで必要な経営哲学からテクニックまでを1冊に凝縮! 1000件以上のM&AやIPOを経験した会計士と7000名以上の経営者を指導してきた経営者教育のプロが、リアルな事例を挙げながら「成功するM&Aとは何か?」という問いを入り口に、M&Aはもちろん経営の本質に迫ります。
太ってしまう人のキッチンには、太る原因となる多数の共通点がある。遠回りに感じるかもしれないが、長期的に環境を変えていくことが、ダイエットを成功させる秘訣。管理栄養士の森氏は、キッチンの「太らせポイント」をなくすことが大切と主張する。
元禄10(1697)年、貧民に無担保で金を貸す仕法を開始。日用人たちの米の共同購入。米価高騰期に移出船が港町に米の一部を置いていく仕法。三つの実践が、200年維持された加賀藩新川郡の「社会的連帯経済」を初報告。
妄想力は「課題解決」のエネルギー源だ! 単なる専門知識では、世の中の課題は解決できない。優秀さを超えるもっと強いパワー、専門家が想像もしなかったような視点や発想が難問の突破口となる。
人類の歴史を変えた鉄器を最初につくったと言われるヒッタイトだが、20世紀初頭の再発見までは長く謎の民族だった。本書では、ヒッタイト建国から帝国の滅亡、彼らの文化や暮らしぶりまでを紹介。最新の発掘調査の成果を踏まえつつ、謎の古代帝国の全貌に迫る。
トヨタ自動車で13年間、カイゼンを実行し、指導する立場にあった著者。「カイゼン思考」はシンプル思考であり、実体験思考。単に業務効率化するだけではなく、経営のあらゆる場面で活用できる。企業の業種や業態、規模に関係なく有効。
近年、様々な研究でわかった食べ物と見た目の加齢の関係。主食、肉、魚、野菜&果物、乳製品――何をどう食べたら老けないのか? 各食品のスペシャリスト40人に徹底取材、最新の研究結果を盛り込み、科学的データから紹介する「若さを取り戻すための食事術」。
マリアナ海溝をはじめ国内外の深海に自作の水中探査機=ROVを潜らせてきたロボット工学者の著者。難題をクリアしながら、日本初の南極湖沼用ROVをつくりあげ、みずから南極に赴き、潜航させるまでの日々を描く。世界初の南極用水中探査機開発記。
成績の良い子は、自分をやる気にさせる力や忍耐強く物事に取り組む力、感情をコントロールする力などの、非認知能力を身につけている。さらに、自分をモニターするメタ認知能力にも長けている。特に学習効果を大きく左右するメタ認知能力はどうやったら身につくのかを解説。
「為政者に都合の悪い政治や社会の歪みをスポーツを利用して覆い隠す行為」として、注目され始めたスポーツウォッシング。スポーツはなぜ「悪事の洗濯」に利用されるのか。スポーツに対する我々の認識が類型的で旧態依然としていることが原因の一端。
アートを通して観察力を磨き、日々直面する問題の解決に役立てよう! 人気作『観察力を磨く 名画読解』に続く今作では、凝り固まった思考や偏見に気づくための多様な視点を、美術史家の著者が伝授。
戦乱と飢餓と天災の中世に生まれ、何百年も人びとを魅了しつづけてきた、日本でいちばん有名な宗教の本『歎異抄』が、再び巡って来た混沌の時代に、まったく新しい、一億三千万人のための「今のことば」になって蘇る。
喫煙、肥満、依存症より深刻──? なぜいま「孤独」は世界中にまん延しているのか。抜け出せない負のスパイラルはなぜ生まれるのか。各地で実践される「社会的処方」が生む癒やしの力とは。アメリカ公衆衛生局長官を務めてきた著者が多角的に解明。
「マインドフルネスの母」と呼ばれるエレン・J・ランガー博士が解き明かす心と身体の超驚きの関係。ハーバード大学研究所での最新研究をもとに、心と身体が統一のシステムで動いていて、健康のための心を利用する方法を明らかに。
1973年冬、杜の都・仙台の寺院に集まった音楽家4人が、オーケストラの設立を決意。50年にわたる物語が幕を上げる。地元のみならず全国の音楽家、音楽ファンから寄せられる信頼。そして、プロとしての矜持。常に挑戦し続ける地方オケの雄の素顔。
和菓子や和食にも合うと言われる和紅茶。それを楽しみつくすための、ペアリングの基礎から応用までを、和紅茶の専門家として20年以上活動している著者が豊富な写真と図解で紹介。
ニューロン族や中央アフリカなどの初期デモクラシー(民主)を、古代中国、メソポタミア、アステカのオートクラシー(専制)と比較することで、民主主義が生き残る条件を探求。壮大な人類学的スケールで民主主義の変貌を定量的に分析し、デモクラシーの未来をも描き出す。
毎朝2時起きで相場に挑む87歳の現役デイトレーダー。テクニカル分析に経験と勘を織り交ぜ、巨額資金を運用する機関投資家とも対峙する個人投資家の投資手法と生活の全貌を初公開。資産18億を築いた投資術。
現代の西洋占星術でおなじみの概念や理論が、古代ギリシャにおいていかに醸成され、どのような象徴性をまとっていったかを、文献学的に丹念に実証しつくした名著の邦訳。「黄道十二宮」や「七惑星」や「ホロスコープ」などの占星術の体系の成立過程を実証的に遡ることでその本質に迫る。
近年、技術の進化に支えられた発見が相次ぎ、歴史に新たな光を当てている、深海に眠る大きなタイムカプセル=沈没船。交易船、豪華客船、軍艦、巨大タンカーなど、なにもかもを飲み込む広大な海から、人類の歴史の一滴を探る。
貧しい人々に、医療を! 1930年代、戦中の貧困と保険制度の不足のなか広く人々に医療を提供し、日本の医療制度の改善を求めた無産者診療所。民医連(全日本民主医療機関連合会)の礎となった、若き「女医」の闘い。
野や路傍に佇む石仏にじっと手を合わす人を各地で見かける。庶民信仰が生き生きとつながる様を、佐賀県にルーツを持つ石仏愛好家が自らの目と足で辿った石仏の数々、その讃歌。石仏への愛情あふれるエッセイ。
軍用地、重要な工場や発電所、ダムといった場所の地図は、敵国の目から隠すために、ときに別のものとして描かれたり、まったくの空白とされることもあった。この本では、さまざまな用途や時代の地図をもとに、日本がかかわった「戦争」の痕跡をさぐっていく。
「品質とは何か」「品質をどう測るか」を説明した書籍は山積しているのに、「品質の大切さをいかに組織に広め、品質文化を醸成するか」を解説したものは皆無である。本書は、それらを解説した書籍である。
元朝日新聞記者の著者が、30余年の記者人生で得た文章術のエッセンス。実例とともに示される普遍的な「文章の基本」の数々が、あなたの文章を劇的に変える。関西学院大学での授業を書籍化。
父と出会うことのなかった幼少期、スカウトからの芸能界デビュー、プロレスとの出会い、プロレスラーとしての愛と誇り、そして、これからの未来。今まで詳細に語られることのなかったその真意が初めて綴られる。
離職率ゼロを維持しながら業績全国1位のチームをつくりあげたマネジャーが、自身の経験と産業カウンセラーとしての知見から編み出した、至高の人材育成術を公開。ひとりも辞めない最強チームのつくり方を、余すところなくお伝え。
「カルト教団」として 解散命令請求された旧統一教会。その正体の語り部はジャーナリスト、弁護士、「被害」を訴える元信者だった。本書では、取材NGとされた教団の内部に足を踏み入れて施設、信者、教団系企業、キーマン、政治団体の決起集会に潜入。
書くことに才能はいらない。誤字脱字も文法も句読点も気にしなくていい。考えなくていい。論理的でなくてもいい。誰でも「書ける人」になるための深遠かつシンプルなメソッド。全米100万部超えの古典的名著が待望の新書化!
ネットショッピングが主流となった現在、わざわざお店まで足を運んでもらうためには、そこでしか味わえない体験や価値が必要。オーナーが独自の目線で作り上げた、個性的なお店を世界中から集めて紹介。エンターテインメントと小売が一体となった、ショップブランディング。
アメリカ社会では、政治・経済・文化的な利己主義から生まれもすれば、ときに「性」が誘導し、また「宗教」や「科学」が追従することで、黒人を「劣った人種」であると見なし続けてきた。その差別の正当化はいかなる論理づけをもって行われてきたのか。
シベリアの奥深くに、尾を振り、耳が垂れている、友好的で従順な動物がいる。彼らは犬ではなく、キツネである。これは、何千年もの進化をわずか数十年で再現した史上最も驚くべき繁殖実験の成果だった。本書は科学者たちの驚くべき物語を描くのと同時に、時間を超えて人間と動物を結びつけてきた深い絆を讃える。
A:この本は面白かった B:この本は面白い――刺さる言い方はどっち? ペンシルベニア大学ウォートン校のマーケティング教授が膨大なデータと事例から導き出す「最強の伝え方」。
十六世紀にはヨーロッパの二流国に過ぎなかったイギリス。それがなぜ世界を動かす帝国になり得たのか? 「ヒト・モノ・カネ・情報」を巧みに活用し、仕組みを変化させながら世界に君臨してきたイギリス帝国。本書は、その五百年にわたる興隆・繁栄・衰退の歴史をひもとく「新たな世界史」である。
まずは「顔見知り」になる。このスキルは、じつはとても重要で、人生を変えていくほどの力を秘めています。内気でも、口下手でも、大丈夫! 「親しい人」がみるみる増える魔法の習慣。あなたがやれそうだと思うことから実践してみてください。
文芸作品をコンピュータで動くシミュレーションとしてつくるとしたら、なにをどうすればよいだろうか。作品をゲームクリエーターの目、プログラマーの目で眺める。小説にはなにが書かれて、なにが書かれていないのか。
「ブルーフィルム」と言われてピンとくる人はどれだけいるだろうか? 本書は気鋭の現象学者がまさに今失われつつある「違法のポルノ映画」の世界を読者の前に甦らせ、この社会で疑われることのないビジョンを動揺させる。
革命前史からソ連の勃興、スターリンによる独裁支配、冷戦、そして予期せぬ崩壊、今日のロシアにみられるソ連の影までその複雑な歴史を生き生きとした筆致で描き出す、ソ連研究第一人者によるソ連全史!
なぜ「書くこと」が「わたしたち」を隔て「わたし」を引き裂くのか? インターネット環境とデジタル・デバイスの発達によって「書くこと」と「話すこと」が限りなく近接する現代の状況を縦横無尽に論じる。「Twitter」時代の終焉に捧ぐ、大スケール言語文化論。
「日本の灯台の父」の物語。明治初年、横浜の港に少壮のスコットランド人が降り立った。彼は、雇い主である日本政府の役人たちと衝突を繰り返しながらも、次々と全国の海難地帯に洋式灯台を建設していく。
男女の差異と、女性がもつ遺伝子の優位性を認識することが、病気に対する新たなアプローチに繋がる。男性にあわせて開発されている治験や投薬への問題提起であり、医療業界が、性の違いに適切に対応した投薬・治療へシフトしなければならないと主張。
2011年から内戦が続くシリア。著者は、シリアの現状を自分の目で見るために、一介の観光客として入国。わずかながらも垣間見えたシリアの今の姿を見事に描写。第3回わたしの旅ブックス新人賞受賞作。
長年の研究により、目標達成や幸福度を劇的に高めるのは「切り替える力」だと判明。脳が不安にとらわれたままでは行動を起こせない。認知心理学・神経科学の世界的権威が、フリーズした脳を動かし、しなやかな思考・行動が身につく方法をはじめて明かす。
第1部では、攻撃者がいったいどういう動機で、何を考えて攻撃してくるのかを解説。第2部では、一般的な方々(善人)の考えがちなことを想定しながら、第1部で解説した「攻撃者」に対して防衛を成功させる対策について検討。
朝日と毎日の牙城である大阪で、勃興する大衆社会を背景に日刊・夕刊紙を経営、それらを産経新聞に育て上げた前田は、新聞以外の事業も多面的に展開。首都圏にも進出し、ついには東京タワーを建設する。
全315種を掲載。絵解き検索、羽根図鑑、顕微鏡観察の3つの方法で羽根の識別を解説。顕微鏡観察では日本産のすべての目を掲載。さらに羽根コレクションに必要な「収集~洗浄~保管~撮影」のノウハウを写真付きでていねいに紹介。
スポーツ心理学と音楽教育の研究を掛け合わせ、音楽家が普段から実践できるメンタルトレーニングのあらゆる手法をご紹介します。「イメージする力」を磨くことは、あがり症の対策だけでなく音楽性の向上にも役立ちます。
世界最大級の資産運用会社として知られる「バンガード」の誕生から現在までの軌跡を、創設者ジョン(ジャック)・ボーグルや投資業界の勇者たちの知られざる人間ドラマと独自の経営戦略とともに、生き生きと描く。著者はバンガードの取締役として活躍し、金融業界の内部を知り尽くしたチャールズ・エリス。
小島よしおさんの芸能界での処世術をみて雑草っぽいと感じた稲垣先生。「強者がいない場所を探す」「誰もやっていないことを最初に始める」「弱い者同士で集まって対抗する」など、人生の戦略に活かせる雑草の戦略を、小島さんの人生エピソードを通して解説。
齋藤さんは「聞こえる家族」に生まれたろう者、妻のまなみさんは「ろう家族」に生まれたろう者。そんなふたりの間には、聞こえる子どもがふたり。一家は、それぞれの違いを尊重しながら、手話で、表情で、体温で、互いの思いを伝え合います。
コースに出ればコーチはいません。ゴルファー自身がショットを打つたびに、その弾道や感触をもとに微調整を続けながら18ホールを回り切る必要があります。それを行い、納得できるプレーをするためには本書で紹介する「原理の理解」が必要不可欠。
養老先生はじめての自伝。記憶のはじまりだった父の死、敗戦と衝撃だった教科書墨塗体験、虫採りに夢中だった少年時代、医学部進学と解剖学への道、大学紛争と葛藤、同じ年にやってきたと愛猫と平成のベストセラー。人生は、なるようになる――これがひとまずの僕の結論です。
タイ人の微笑みにも、タイという国の成長にも、一筋縄ではいかぬ「裏の顔」がある。タイで働き、タイ語を話し、タイ人と結婚して家庭を持つ著者だからこそ伝えられる、ほんとうのタイとタイ人の姿がここに。
日本語ラップをこよなく愛する言語学者が、韻に込められた「ことば遊び」を分析する言語学エッセイ。Mummy-D、晋平太、TKda黒ぶちへのインタビューも収載。
ありのままを認め、応援することが、「生きる力」を育む。10,000人の親子から導き出した「生きる力」を育む育児法。
『羅生門』『七人の侍』『私は貝になりたい』『白い巨塔』『日本のいちばん長い日』『日本沈没』『八つ墓村』など、歴史的傑作、怪作のシナリオを生み出した、日本を代表する脚本家・橋本忍の決定版評伝。その破天荒な映画人の「真実」に迫る全480ページ。
「とるにたらないもの」から、美術の死角を浮かび上がらせる。クリスチャン・ラッセンをはじめとするインテリアアート、心霊写真、VARやドローンから佐村河内守まで。従来の美術の枠組みの外に置かれてきた数々の作品や事象を取り上げ、それを丹念に論じることを通して美術とは何かを問う。
回帰分析がわかれば計量経済学は活用できます。本書は回帰分析の基本から紐解き、経済データの分析ができる計量経済学を使えるようにします。統計ソフトはExcelを想定。数式が苦手な方でも抵抗をもたないよう、イラストと図解でわかりやすく解説。
今もプリミティブな暮らしが続くタンナ島では、外の世界からもたらされる「物資(カーゴ)」に対する不思議な信仰が存在する。アメリカの星条旗をかかげ、米軍を模した行進を行う奇祭。西欧の人々は、いつしかこの不思議な信仰を「カーゴ・カルト」と呼ぶようになる。
ヘルシーな肉として注目が高まる羊肉。各国の羊肉レシピ38をはじめ、世界56カ国に及ぶ羊肉をめぐる旅、羊の豆知識など盛りだくさんな一冊。
まとめてみた王の綽名、よりすぐりの五十五人。征服王、詩人王、雷帝、殉教王、太陽王……。どうして綽名がつくかといえば、同じ名前の王が多すぎて、区別がつかないから。どうして同じ名前が多いのかといえば、どの血統か、誰の子かが重要視されたから。
投稿しているだけでInstagramのAIが味方になり、見込み客に拡散してくれ、集客ができてしまうようなアカウント設計の正しいやり方と順序と本質的な考え方。アルゴリズムや仕様の変更に左右されないインスタアカウントを設計する手順や裏付けをわかりやすく解説。
振り出しは底辺。引退の舞台は東京ドーム。気づいたらメキシコ。メキシコを拠点に日本、アメリカを行き来し、プエルトリコ、グアテマラ、オーストラリアにイタリア、イギリスと……世界を股にかけて戦っていた。NOSAWA論外の稀有なプロレス人生。
ほとんどの人に写真の才能がある。でも、多くの人が写真を誤解している。いい写真とうまい写真はちがう。だめな写真とへたな写真も同じ意味じゃない。うまくてだめな写真もあるし、ヘタだけどいい写真もある。「いい写真」を知り、「いい写真」を撮ろう。
4000件を超える驚異的な被引用数。「Thinkers50 Best New Management Books for 2023」選出。択一思考に引きずり込もうとする罠から逃れ、創造力に富み、持続可能で包括的な解決策の糸口を見つける。現代すべてのやっかいな問題を解くヒントがここに。
異色の棋士がこれまでの経験や想いを綴る。奨励会制度導入後、奨励会への入会経験がなくプロになった棋士はいない。奨励会に入ることすらできなかったアマチュア棋士が、サラリーマンを経て夢を叶えた道のりを綴る初の著書。
宮内庁で天皇陵古墳の発掘調査に従事する著者が新たな古墳時代像を導き出す。律令制度が取り入れられる前、古墳時代に倭王権がどのように国家を形成していったのかをなぞり、日本列島のありようを浮かび上がらせる。
新世代のアイドル声優をプロデュース/マネジメントしてきた過程を振り返り、「声優業界への提案」であったそのテーマを語り、アイドル声優という観点からこれからの声優業界に必要なことに迫ります。
『ジャコバン』誌の立ち上げメンバーで編集委員のピーター・フレイズが放つ、四つの展望(コミュニズム、レンティズム、ソーシャリズム、エクスターミニズム)。そして、二つの妖怪(自動化、気候危機)。「二つの妖怪」と「四つの未来」の絡み合いによる展望。
猫の「困った」は、部屋を変えることで解決する?! 世界で大人気の猫の行動専門家 ジャクソン・ギャラクシーが猫と一緒に幸せになれる部屋のつくりかたを教えます。
モスクワ市ピャートニツカヤ通り25番地にあったモスクワ放送。その6階に「日本課」があった。東西冷戦下、そこから発信される日本語放送。少なくない数の日本人が業務を担っていた。彼らはどんな人物だったのか。志したのは報道だったのか、プロパガンダだったのか。
女性の「性」にまつわる意識を変えたベストセラー『潤うからだ』の著者、森田敦子さんが、満を持して世に放つ! 「世界を変える女性100人」に選ばれた著者が贈る、何歳からでもできる「性の学び直し」。
現役の学校栄養士で給食マニアとしても知られる著者があらゆる謎を徹底解説。昭和の給食を食べていた世代にとって、令和の給食は驚きの連続だ。ギモンの背景を探るうち、給食が日本人の食生活まで変えたという歴史が如実に浮かび上がってきた。
天賦(GIFTED)の才能が本当にあるのか、それは僕にはわからない。努力の賜物か、僕だからできたのか? 僕自身は持って生まれたものだと思ったことはない。出会いを与えられ、そこにチャンスが生まれ、今の僕がある。天才と呼ばれ、喝采を浴び続けた男の光と影。
「自分とは何か」から「宇宙の終わり」まで、哲学の最重要問題を一気読み。イェール×オックスフォード卒の異才教授が渾身の力で解きほぐした、史上最強の哲学書。
人気脚本家にして占い師・中園ミホが、これまでに出会ってきた数々の強運者と自身が運について実践してきた習慣の共通点を紹介。
矛盾だらけの水害対策に、研究生活50年の森林水文学者が異議を唱え、「望ましい水害対策」のあり方を探る。「水文学」とは、気象学と同様、地球科学に含まれる主要な学問のひとつで、水害対策に科学的根拠を与えることができる学問。
世界中で長い期間にわたって迫害されたユダヤ人。なぜ彼らは迫害されたのか? そして彼らはいつから存在し、なぜ世界の各地に散らばって生活していたのか? 「バビロニア捕囚」をキーワードに、知っているようで実は知らない「ユダヤ人」の成り立ちを見る。
FAQコンテンツはリリースしたら終わりではありません。変化するユーザーのニーズをとらえ,改善し効果を測定し続ける必要があります。本書では,筆者のFAQ運営ノウハウを理論的・具体的にまとめます。
「明けない夜はない」っていう言葉がある。私たちに必要なのは、「その夜」をどう乗り越えるか、朝が来るまでの時間をどうやり過ごすか。知りたいのはそれなのに、誰もそれに答えてはくれない。だから、私たちが朝を迎えるための言葉を、私なりに集めてみました。
モノが多く不摂生だった暮らしがどう変わったか? 毎日に小さな快適を仕込み、人生を自分の手に取り戻すまでにわたしがやったこと。
戦争の時代に逆戻りした今、現実主義の視点から「二度の世界大戦」と「冷戦」を振り返る必要がある。世界恐慌、共産主義、大衆の台頭、文明の衝突……国際政治学者の「幻の名講演」を初の書籍化。
司書にして70歳のウィキペディアン。人生がどんどん面白くなる! ウィキペディアンにあなたもなりませんか? 私は常々知識と経験が豊富でしかも時間のある高齢者こそ、男女を問わずウィキペディアンに相応しいと思っています。
サンタクロースってどんな人だったの? 聖バレンタインは? キリスト教の聖人は、意外にも2000人以上存在します。そのなかから、有名な聖人を取り上げ、その物語をご紹介。聖人伝を通して、日本とは異なる文化を楽しんでいただけることでしょう。
店舗2軒から1兆円企業になった「業務スーパー」運営会社創業者が語る「ドル箱」の作り方。「牛乳パック入りの水ようかん」など、変な商品が並ぶ業務スーパー。でも、「変」の背景には、強烈に合理的な理由がある。
渋谷でタイ料理店にてバイトをしつつタイ語を学び、タイに渡って20年、タイ料理の裏も表も知り尽くす著者。日本では絶対食べられない各種の麺、超マニアックで危険な料理、そして豊富なスイーツまで、タイ在住20年間で実際に食べた料理を一気に紹介。
たびたび災害に見舞われる日本で、たとえば村野藤吾をはじめとする建築家は「弱さ」や「小ささ」を大切にしながら、モダニズムとは異なる道を歩んだ。その精神を受け継ぎ著者は次へと歩を進める。日本建築の本質と未来。
ドイツ・ブンデスリーガの名門シュトゥットガルトで指導者、スカウトを歴任した著者が、日本のサッカーの現状を直視しながら、「BoS理論」におけるボール非保持時の部分、「Ballgewinnspiel:ボールを奪うプレー」の道筋をつける。
カバー・ポップスの先駆者、女性シンガーの目利き、そして日米チャートで1位を獲得した唯一のヒットメイカー草野浩二。その数々の作品、関わり合ったレジェンドたち、激動した音楽シーンについて徹底的に語り下ろす。
マインドフルネス瞑想の専門家による「書く瞑想」をまとめた一冊です。ペンとノートでできる書く瞑想はジャーナリングと呼ばれ、思考を整理したり、ストレスや不安を軽減したり、感情を整理する効果があります。
美容は面倒くさいと思っているすべての人へ。「やったほうがいいこと」ではなく、「やらなくてもいいこと」に着目。年齢、性別を問わず使える120の考え方をイラストで、とことんシンプルに、分かりやすく解説。No.1美容家・神崎恵が贈る、最初で最後の「美容の教科書」。
記憶力を競うメモリースポーツの日本チャンピオンで、クイズ番組などの問題を製作・監修している著者が、すべての問題を作成。記憶術の練習問題や、覚えるため、謎を解くためのヒント・解説も充実。
漢方学や解剖学、細菌学に産科医学など、変化と発展の根元には、ひたむきに人々の命と健康に向きあい信念を貫いた「医人」たちがいた。華々しい業績ではなく、その生きざまに注目し、今の医療のあり方に問いかける。医療ジャーナリストが熱く綴る評伝。
もし先生がいなかったら、いまの私はなかった。だが、どうして私には先生が必要だったのだろうか。いや、そもそも、探究者は、どうして先生を必要とするのか。先を歩んだ知者から「問い」を受け渡され、その一部を引き継ぐこと。そのありようと内実を明晰な筆致で書き記した。
一九七二年、茨城県東海村から忽然と消えた男。捜査に訪れた刑事は「北に持っていかれたな」と言った。男は日本の原子力開発の拠点、動燃のプルトニウム製造係長だった。四〇年後、突如警察の北朝鮮拉致関係リストにその名が載る。謎に包まれた失踪の経緯、不可解な捜査過程、核科学者はどこに消えたのか?